メメント(クリストファー・ノーラン: 原案、今野雄二: 著、ソニーマガジンズ刊)
映画を見て気になったので書籍版を読んでみた。
あくまでもノベライズ版、ということで原作、というわけではないみたい。
時間軸の進み方は順方向。DVDの特典の『逆再生』と同じ向きということになる。
ストーリー展開から細かい描写まで映画版にとても忠実な作りになっている。
……12章(最終章)を除いては。
11章まではほぼ映画通り。なのだが12章で急展開。
筆者オリジナルの解釈による結末が待つ。
正直最後の方まで新しい発見も殆どなくてがっかり気味だったが最後は楽しめた。
結局それでも謎はいくつか残るから矢張り映画版だけからの情報では誰も分からないんだろう。
原作者のみぞ知る、といったところか。