なんじゃくにっき

プログラミングの話題中心。

Prolog 節(clause)

Prologでは論理を構成する単位を節(clause)と呼びます。
文と呼ばれることもありますが節と呼ぶほうが多いみたいなので、
長いものに巻かれてここでは節と呼びます。
 
Prologの節は3つに大分されます。その3つとは
 
(1) 事実(fact)
(2) 規則(rule)
(3) 質問(query)
 
です。
節は『.』で終わります。
 
 
以下、例をいくつか挙げます。 ====
 
事実の例


mammal(whale).

これはwhale(鯨)はmammal(哺乳類)だということを表します。
(一応断っておくと別にmammalもwhaleも組み込み述語でもなんでもありません)
 
 
規則の例


animal(X) :- mammal(X).

これはmammal(哺乳類)ならanimal(動物)だということを表します。
現実世界の『動物でも必ずしも哺乳類ではない』ということのように
逆はなり立ちません。
 
 
質問の例


?- animal(whale). 

whale(鯨)はmammal(哺乳類)か?という質問になります。
質問(query)は?- から始まります。
 
 
次回から事実、規則、質問について掘り下げます。
どんどん先回しにしている気がしますがそのうち全てが繋がり(?)ます。