森村誠一っていうと医療モノ、歴史モノのミステリ、小説が多いが、これはドキュメンタリー。
細菌兵器の開発や人体実験を行っていた帝国陸軍の七三一部隊に関しての記録。
少し作品について調べてみたら、全てが事実というわけではなく、若干偽の情報が混じっているらしい。
そこは残念なところだが、概ねは事実ということらしいのだが真偽はよく分からない。
史実を集めた資料として読むよりは作家の書いたルポということだろうか。
多少グロ耐性はあるつもりだったけど、やっぱり読んでるうちにしんどくなってきた。
脚色があるかもしれないにせよ、人間の残虐性について考えさせられる作品だった。