なんじゃくにっき

プログラミングの話題中心。

ロケットのエンジン

ここ最近プログラミング関係の話ばっかりだったけど、今日はちょっと方向を変えて。


ロケットのエンジンは未だに燃料を燃やすタイプの化学エンジンが使われていると思っていたのだが、
イオンエンジンが実用的に使われているらしい。
空気がある所では使えないので打ち上げのときは化学エンジンを使って、宇宙空間ではイオンエンジンを使ってるぽい。
人工衛星の運用は、恐らくH2ロケットみたいな化学エンジンロケットに載せて打ち上げ、
大気圏を脱出したら切り離して後は単独でイオンエンジンで航行みたいな感じ。


余談1:
H2ロケットは水素-酸素系の燃料を使用しているが、化学エンジンの主流はヒドラジン-二酸化窒素系。
後者だと常温で混合するだけで燃焼反応が自発的に進行するが、
燃料はヒドラジンも窒素酸化物も共に生体に有害なので、大気に燃焼損ねた分が放出されたり、
ロケット処分時の後処理が問題になってそう
(常温で爆発的に進行する反応だから等量比がきちんとあっていれば殆ど余らないとは思うけど)。





光子ロケットの方はなかなか実現しない模様。
光の運動量を推進力にして動くという点で原理的に凄く面白いのだが。
比推力も(理論的には)最大だし。


余談2:
夏目漱石の作品の中で(「我輩は猫である」か三部作のどれかだと思うが失念)、
光の圧力について言及してる箇所があった。