Scala de Design Pattern: Guarded Suspension

　要求を送るオブジェクトと、要求を受けるオブジェクトがあり、
要求は一旦キューを介して受け渡される。
要求を受けるオブジェクトはキューに要求が送られるまで待ち続ける。
　
　Actorを使って実装してみる。
Actorはメッセージボックスというキューを持っている。
　
下の例の場合、
要求を送るオブジェクトはメインスレッド、
キューがanActorのメッセージボックス、
要求を受けるオブジェクトがanActor。
　

import scala.actors._

    import Actor._

import java.lang.Thread._
object Main {

    def main(args: Array[String]) = {

        // scala.actors.Actorの関数。Actorを生成する

        val anActor = actor {

            //reactは一度メッセージを受け取ると処理を抜けるのでループ

            loop {

                react {

                    case msg => {

                        println("Begin: " + msg)

                        sleep(1000)

                        println("End: " + msg)

                    }

                }

            }

        }

        

        println("put A")

        anActor ! "A"

        println("put B")

        anActor ! "B"

        println("put C")

        anActor ! "C"

    }

}

　
実行結果

put A

put B

put C

Begin: A

End: A

Begin: B

End: B

Begin: C

End: C

要求が順番に取り出されて実行されている。