なんじゃくにっき

プログラミングの話題中心。

未来妄想図

5年後か10年後くらいのインターネット社会の様相について妄想してみる。
 
(1) AR(拡張現実)
 セカイカメラ等のARサービスが頻繁に話題にはなるが、
実際のところまだまだ普及しているとは言いがたいと思う。
今のARサービスに何が足りないんだろう、と思ったときに、
『網羅率が低い』ことが原因のひとつじゃないかと思う。
 
 どこに外出してもARサービスを使用できるようになればみんな利用しだすだろう。
極端な話、町の個人商店でも使えるくらいなら。 
 これを実現しようと思ったら、膨大な量の情報を収集してサービスを構築しなければならない。
地味な物量戦略だけど、ストリートビューを実現したGoogleの例もあることだし、
こんなことをする企業があるかもしれないのでは、と思う。
 
(2)インターネットTV
 最近Google TVが話題を集めたが次はインターネットTVについて考えてみる。
 
 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6200.html
↑のリンクによれば、PC普及率はほぼ頭打ちになっている。
それに対してTVの普及率は殆ど100%。
(俺は1ヶ月以上見てないけど・・)
 
つまりメディアの中心はなんだかんだ言ってもTV。
PCを持っていない人にまでインターネットを普及させることができれば市場拡大の余地はあると考える。
(ここでは携帯でのインターネット接続は考えないこととする) 
今のTVの延長の感覚でインターネットTVに置き換えて行ければ、『PCが苦手』って人にも受け入れられるかもしれない。

 こんな世界が実現する前提としてまずインフラの整備が必要。
高速インターネット回線の普及率が100%近くならないといけない。
孫正義氏が言うようにそこでパラダイムシフトが起きる。
(でも6/25の『ソフトバンク新30年ビジョン発表会』は微妙だったなあ・・)
これを実現するのは『光の道』構想かもしれないし、国家主導の形かもしれない。
(個人的には地デジ普及よりこっちにカネを使って欲しい)
 
 TVとインターネットがリンクするとなれば、TVCMでの広告収入が低迷しているTV局が動かないわけはないだろう。
ある意味広告市場がTVへと若干逆戻りする。
仕組みとしてはTVCMと連動してネット上で買い物できるもの。
CM中にリモコンでピピッと操作するだけで注文できてしまうような。
(あるいは携帯orスマートフォンがリモコンになるかもしれない)
これなら初期設定さえ済ましてしまえばお年寄りでも簡単に使えそう。
CMが流れた直後に販売サービスへのアクセスが集中するから、
この場合は『自動的にスケーリングするクラウド』が有効そう。
ARと連動して居間にいながら擬似的に外出して買い物といったスタイルも出るかもしれない。
 
 
 書き終わった後で読み返してみたら、これって別に突拍子のないことでもないんじゃないかと思った。
子供のころにこんな未来予想がTV番組で放映されていたような。
その頃はARなんて言葉が流行っていなかったからVRだったと思うが。
それが技術の進歩によりもうすぐ手が届きそうなくらいになってきた、というところか。
 少し先の未来の予想は実は難しいことではない気がしてきた。
既存の技術の延長と組み合わせを想像すればいいから。
但しそれをビジネスチャンスに結びつけるのは難しい。
新しいインフラの上でどんなサービスを提供するか模索し、先行投資しないといけないから。
 
 
まとめ:寝転びながらリモコンでTVショッピング