Windows実機のOSのバージョンをWindows 10からWindows 11にアップデートしたらいくつかのアプリが動かなくなってしまいました。
主にツクール2000とかツクールXPとか製のゲームの一部です。
それでは困るので古いバージョンのWindowsが動く環境を構築しました。
VirtualBoxインストール
sudo apt update && sudo apt upgrade
sudo apt install virtualbox -y
Windowsのイメージ入手
動くかどうかわからないのでまずは評価版で試します。
Windowsのイメージをダウンロードします。
下記サイトからWindows 7, Windows 8, Windows 10の評価版が入手できます。
今回はWindows 7のものを試してみました。
https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/tools/vms/
イメージのインポート
ダウンロードしてきたイメージはzipで圧縮されているので解凍します。
VirtualBoxを起動してメニューのファイル -> 仮想アプライアンスのインポートを選択。
これでVirtualBoxからWindowsを起動できました。
日本語化
日本語化します。
メニューが英語のままなだけだと困らないのですが、日本語で作られた一部ソフトのインストールが失敗するの日本語化します。
WindowsのControl PanelからRegion and Languageを選択して出てくるモーダルのAdministrativeタブのChange System LocaleをJapaneseに変えて再起動。
音声を有効化
まずVirtualBoxでWindowsのイメージを選択して設定 -> オーディオで「オーディオを有効化」にチェックが入っていることを確認します。
ffdshowをインストールします。
32 bit用のか 64 bit用のか間違えないように。今回は32bitのものをインストールしました。
https://ja.osdn.net/projects/ffdshow-tryout/
音声有効化の別解
今回試していませんがffdshowの代わりにAC’97 Audio Codecsというものを使うやり方もあるみたいです。
参考:
VirtualBoxのWindows 10ゲストの音声入出力の有効化 – senooken JP
再起動
再起動させたらそのときにOSのアップデートパッチもいくつか当たりました。
これでVritualBox上のWindowsの上でゲームの音声が鳴るようになりました。
ファイルの移動
他のマシンからファイルを移動させる場合はVirtualBoxの設定で高度な設定でクリップボード、ドラッグアンドドロップを双方向にしておきます。
他の手段としてGoogle DriveやDropBoxなどで共有するのも可能。
ファイルの解凍
ファイル複数をまとめて移動するときはアーカイブにして移動させると思いますが、解凍には7-zipを使います。Lhaplusはファイル名が一部文字化けしてダメです。